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【多言語コミュニケーションの明日を考えるコラム】 翻訳機・翻訳アプリ、どう使う?

2019.11.03

お知らせ

こんにちは、ポリグロットリンクのマーケティング担当、井谷と申します。【多言語コミュニケーションの明日を考えるコラム】として、記事を配信していきますのでよろしくお願い致します。


さて、Google翻訳をはじめとする、AI翻訳(人工知能を活用した機械学習による自動翻訳)の進化が目覚ましいです。
最近では、文字の「翻訳」に限らず、対面の外国語コミュニケーションを手助けする「通訳」の場面でも広く使われるようになっています。

 具体的なツールとしては、Google翻訳のアプリや、VoiceTra(ボイストラ)等の無料の翻訳アプリや、テレビCMや家電量販店の店頭でも見かけるようになったAI翻訳機が挙げられます。


東京2020オリンピックを控え、ますます増加する外国人観光客対応や、働き手として流入が拡大する在留外国人とのコミュニケーションにおいて、外国語を話せる人が少ない日本では、役立つ場面が増えてくるでしょう。


私が運営に関わる株式会社ポリグロットリンクでは、ビデオ通話や電話を使ったオンラインでの遠隔通訳サービスを提供しているため、一見、翻訳機・翻訳アプリの登場、普及は脅威にあたりそうですが、実はそうでもありません。相互にメリット、デメリットがあるため、場面による効率的な使い分けが効果的ですよ!とお客様にはご案内しています。


そこで今回は、「通訳」の場面でも使われ始めた翻訳機・翻訳アプリの実用性や使用上の注意点などを検討してみます。


翻訳機・翻訳アプリの活用メリット

まずは、翻訳機・翻訳アプリのメリットとして、次の3点が挙げられます。一般に人的な通訳でデメリットとされていることの反対がメリット、になりそうです。


具体的には次の3点です。


①比較的、ローコスト

無料アプリも多数あります。「機械」が翻訳するので安価で利用できます。


②スピーディーに使える

手元の専用の翻訳機やアプリを立ち上げれば、すぐに使えます。オフラインでも一定条件下で機能するサービスも多数。


③多様な言語に対応

これも「機械」のメリットです。100近い言語への対応を売りにするサービスも。



では、翻訳機・翻訳アプリの「通訳品質」についてはどうでしょうか。


翻訳機・翻訳アプリを阻む“3つの壁”

翻訳機・翻訳アプリが十分に機能するためには、次の3つの壁をクリアする必要があります。


①音声認識の精度の壁

人の声を認識して、正しくテキストに変換することが最初の壁です。ご経験のある方もいらっしゃるかもしれませんが、マイクに向かってはっきり発音し、フレーズを短文に区切るなど、「機械」にわかりやすいように、利用者が話す必要があります。


②自然言語処理の精度の壁

技術分野や新聞等出版物のテキストを解釈する精度はかなり高まっていますが、自然な会話の理解などにはまだまだ壁がある印象です。


③翻訳精度の壁

ニューラルネットワークの活用が始まり、研究・開発が進んでいますが、特に、同音異義語が多く、主語や述語が欠落しがちといった特性を持つ日本語は、機械にとって翻訳変換が難しそうです。誤訳や翻訳文の意味の破綻が生じることもあり、実用面では厳しいと感じる状況も多々あります。


このように、翻訳機・翻訳アプリが実用レベルの「通訳品質」を確保するには、いくつかの条件をクリアする必要があります。


簡単な会話なら翻訳機、複雑な会話は人的通訳

実際の通訳の利用場面では、AI翻訳機・翻訳アプリは、簡単な意思の疎通などの会話では手軽に利用できるのでよいとする声がある一方、長い会話や複雑な会話では使いにくいと答える方も少なくありません。


翻訳機・翻訳アプリが通用せず、困った場面に遭遇したときは、オンデマンドの遠隔通訳サービスの活用が有効です。問題解決など、複雑なコミュニケーションでこそ効果を発揮する人的通訳のリソースを、オンラインで、オンデマンドで活用できます。


ポイントは、「場面で使い分け」、です。効率的な活用方法を見つけるため、いろいろお試しいただければと思います!

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